ギターを使った作曲の方法・4つのヒント

これは、ギター弾き歌手・死神紫郎が教える
ギターを使った作曲の方法・4つのヒントだ。

これからギターを使った作曲を始めようと考える人や、
行き詰まっている人には、少しは役立つかもしれない。

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①好きなコード進行を真似する

これから作曲を始めようという人にいきなり、
パクりの話で申し訳ないが、あらゆる芸術は模倣から始まるのだ。

コード進行には幸い、著作権などない。
いくら真似ても問題ない。

その証拠に80万枚売れたTHE YELLOW MONKEYの某曲のサビも
130万枚売れたGLAYの某曲のサビもほとんど同じコード進行だ。

有名曲に限ってコード進行が似ている。
これは俗にいう“テッパン”のコード進行だ。

まずは好きなアーティストのコード進行をよく調べてみるといい。
そのアーティストのコード進行のクセや、
「この流れがいいんだよなぁ」の部分がばっちり分かる。

なにもその曲に出てくるコードを全部、調べる必要はない。

かぐや姫「神田川」の出だしの
あのいきなり人を悲しくさせるコード進行はなんだ?と思ったら、
その部分だけ調べてみる。

「なに、出だしはEmーB-Emなのか、
EmのあとにBってなんか優し切ねぇ!」
という風に部分的に知るだけでも勉強になる。

もっといろいろなアーティストのコード進行を知りたい人は、
様々な有名曲の歌詞とメロディとコード進行が掲載されている
ギター弾き語りの楽譜集(1000円ちょっとでいろいろある)があるので、
買ってみよう。

または、わざわざそういう需要があることを狙って作られた
「コード進行パターンブック」
という様々な名曲のコード進行だけを集めた本も出ているので、
そういうものも活用してみよう。

②メロディは鼻歌で作る

作曲は楽譜が書けないとできないと思われがちだが、
そんなことはない。

コード進行に鼻歌をつければそれで十分だ。
覚えたメロディを記憶してさえすればいい。

誰かに伝えなきゃいけない時は、
鼻歌を録音したものを渡せばいい。

別に専用のレコーダーがなくてもいい、
スマホでOKだ。

前章でコード進行を真似るのはOKと書いたが、
メロディーをパクるのは著作権的にNGだ。

しかし、好きな曲のコード進行で鼻歌でメロディ付けをしていると、
どうしたって好きな曲の完全パクりになってしまうことがある。

そんなときは、
一つ一つのコードの拍数を倍長くするか、倍短くするといい。

そうするとその真似た楽曲の雰囲気はそのままに、
違ったメロディーが浮かんでくるはずだ。

オリジナリティというのはこうした工夫や、
ここをちょっと変えたらどうなるんだろう?
という試しの中で生まれるものだ。

鼻歌なら何回でも簡単に試すことができる。

五線譜なんか読めなくても問題なし、
鼻歌であなたならではのメロディーをつけていこう。

③Fコードを使わなくてもいい

私はギターを弾いて20年以上になるが、
いまだにFコードがきちんと押さえられない。

そのため、作曲でFコードを使ったことがない。

Fコードは押さえられないが、
ディスクユニオン週間インディーズチャート1位は押さえたのだから、
これも一つに正解だろう。

真似たコード進行にFーコードが出てきたら場合は、
なにか違うコードを
自分の気持ちが良いと感じるコードを当てはめればいい。

Fに近いコードはFM7があるじゃないか。
あれは指3本で押さえられて、
Fよりも切ない感じの響きで断然格好良い。
ということで、私はよくFM7を代用している。

オリジナルを作るということは、
自分の欠点を武器化するということだ。

“できない”ことで“できること”もあるのだ。

ただどうしても
「Fが抑えられないけどFが弾きたい」という人は、
指2本で簡単に押さえられる
「パワーコード」という省略コードを使ってみよう。

驚くほどカンタンにアバウトなFの音が出せる。

④Bメロに迷ったら並び替える

Aメロとサビはできたけど、Bメロができない。
よくあるネタ切れである。

Bメロはほどよく地味であってほしいものだ。
Aメロとサビに挟まれたBメロは実に可哀そうな存在だ。

そんなときには、
Aメロのコード進行を入れ替える、
Aメロのコード進行の拍数を倍長くするor倍短くする
サビのコード進行を入れ替える
サビのコード進行の拍数を倍長くするor倍短くする
Aメロのコード進行とサビのコード進行を混ぜてみる

のいずれかで上手くいく。

なんだか色々難しそうな作曲本も読んだが、
1ミリも理解できなかった。

試行錯誤を繰り返すうちに、
今作っている曲の中で使うコードを組み替えるか、
拍数を組み替えるかすると上手くいくことを発見した。

別に新しいコードを探したり、取り入れたりする必要はない。
既に使ったコードの中に答えがあるものだ。

理論的なことは分からない。
ソースは私だ。

まとめ

①好きなコード進行を真似する…あらゆる芸術は模倣から始まる
②メロディは鼻歌で作る…自分が覚えてさえいればよし
③Fコードを使わなくてもいい…欠点を武器にする
④Bメロに迷ったら並び替える…既に使ったコードの中に答えがある

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